銀髪に薔薇色の瞳をした女の子。
いつも皆のことを気にしていて、皆のことばかりを話します。
勿論そう、あなたのことも大事に思っています。
マイペースで飄々とした態度は、あなたに遠慮や配慮をさせないようにするためで、
そして、感情に訴えかけないようにするためです。
あなたの祝福があるのに、どうして悲しみ畏れることがあろう?
あなたの眼差しを祝福と盲信する彼女は、どこまでも隣人として尽くす。
あなたの声が彼女に届かないように、彼女の祈りもまた、あなたには届かない。
それを受け入れた上で、彼女はただ祈る。
皆の幸せを願うように、あなたも幸せでありますように、と。
わたしは神さまと話したことがない
天国を訪れたこともない——
でもちゃんと分かってます、その場所が
まるで点検をすましたみたいに——